ベトナム企業不正の実態:どのポジションで、どんな手口が行われるのか?|内部統制事例付き解説
- bigVUN
- 2024年11月5日
- 読了時間: 3分
更新日:6月13日
多くの企業では、重要なポジションや社長に近い人物が、契約締結や資産・コスト管理などの権限を持つことが一般的です。しかし、その権限が乱用されると、不正行為が発生し、企業に大きな損害をもたらす可能性があります。これはベトナム 不正の典型的な例であり、特にベトナム 内部統制の弱さが露呈する場面でもあります。以下は、実際にベトナムの製造業や日系FDI企業で見られた内部統制 事例をもとにした、不正のパターンです。
ベトナムにおける購買 管理や調達 リスク 管理の現場では、形式的なチェックよりも、実務的な監視体制が求められています。
1. アシスタント、秘書、通訳
主な業務内容:社長に近い立場で、サプライヤーとの契約を調整・締結する役割を担うことが多い。
代表的な不正の形態:
契約締結後に「アンダーマネー」を受け取る
商品価格の5~10%の手数料を定期的に受け取る
社用カード(接待用クレジットカード)を私的に使用
廃棄物の売却金を会社に入れず着服(特に消耗品)
身内や利益団体に所属する人の給与を不正に増額
2. 人事・総務部門
主な業務内容:労働者の採用、食事の手配、備品購入、車両のレンタルなど。
代表的な不正の形態:
サービス価格の水増しと10%程度の手数料取得
労働者数や残業時間の水増し
食事数量の虚偽報告による差額着服
3. 経理・給与計算部門
主な業務内容:サプライヤーへの支払い、給与計算。
代表的な不正の形態:
購買部門と連携して虚偽の支払いを実行
従業員数や残業時間を水増しし、差額を横領
4. 原材料の調達担当
主な業務内容:原材料、資材、段ボール、包装資材などの供給先の選定。
代表的な不正の形態:
社長のアシスタントやグループと結託し、取引を操作
親族の会社を通じて会社に販売し、差額利益を得る
月額手数料を受け取る目的で数量を水増し
5. 資産・設備管理担当
主な業務内容:設備・機械の保守・管理業務。
代表的な不正の形態:
機器を外部に持ち出して修理し、部品を横流し
修理見積もりを実際より高額にする
故障していない設備を虚偽報告し、修理費を着服
故意に故障させ、修理業者と共謀し手数料を取得
6. 資産購入担当(アシスタント・秘書含む)
主な業務内容:大型設備、機械、器具の購入。
代表的な不正の形態:
売り手と価格を操作し、差額利益を得る
7. 輸出入担当
主な業務内容:原材料・設備の輸入および完成品の輸出。
代表的な不正の形態:
運送業者から10%のキックバックを受け取る
通関手数料の水増し
8. 品質管理(QC)– 資材の受入検査
業務内容: サプライヤーから納入された資材および部品の品質検査
不正行為の例: - 不良品を合格させる代わりにコミッションを受け取る - 規格に満たない製品を承認する - 非公式な検査で受け入れ処理を行う - 知人のサプライヤー製品に対して甘い判断をする
9. その他のポジションでも不正は発生する
該当ポジション:工場管理者、部門長、一般作業員
代表的な不正の形態:
勤務中に個人ビジネスを行い、会社には貢献しない
一旦帰宅後に戻って指紋認証を行うなどの出退勤偽装
消耗品などの社内物資の盗難
これらの不正行為は、企業の健全な運営を脅かすだけでなく、誠実な従業員のモチベーションを大きく低下させる原因にもなります。もし、貴社が同様のリスクや問題に直面している場合は、ぜひ私たちにご相談ください。最適な対策と再発防止のソリューションを提供いたします。





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